昨日に続いて今日もゲストボーカルの録音があった。坂本サトルさんである。あの映画「緑の街」に出演してくれた縁で今までにも何度かスタジオに遊びに来てくれていたりしたのだ。早速レコーディングになる。昨日の大友さん以上に緊張しているようだ。最近のK.ODAは歌を録る時のテーマが「歯切れよく」なので坂本さんにも「もうちょっと歯切れいい方がいいなー」と注文を出す。何度か歌ってみると今度はK.ODAが「とってもいいです。今度はもっと君の個性を出してうたってみてくれる?」と言うと坂本さんが「僕、個性出すとどんどん歯切れ悪くなっちゃうんですけどいいすかねー」と言うのを聞いて今度はK.ODAが「じゃー個性が出つつも歯切れいいやつをひとつ」などと無理な注文を出している。しかしさすがプロである、K.ODA の希望通りのボーカルが録れたようである。録音がすべて終り、帰り際に坂本さんが「お疲れ様でした、前日でも当日でもいいんでまたいつでも呼んで下さい、すぐかけつけますから」と言ってくれた。そんなことを言うとほんとに呼ばれてしまうぞ。
そしてゲストボーカルのラストはご存知、スターダストレビューの根本要さんである。あの「個人主義」のレコーディングにバンドの皆さんで来ていただいて以来である。ちょうど1年ぶりくらいだ。スタレビのコンサートの合間で、たまたまスケジュールが空いていたのがこの日だったのはラッキー以外の何物でもない。さっそく歌入れになった。あの根本節でどんどんOKが出る。おそらくこの3人の中ではいちばん早く終わったのではなかろうか。急な話なのに快くかけつけてくれた3人のアーティストには感謝感謝である。さてこの3人のボーカルがどんな形で曲になっているのか、とっても楽しみだ。早く聞きたい。
|