このページは、さあ、みなさんご一緒に!「あの日・あの時・あの場所で…!」失礼 しました。ある日のアノひとがみれます。ちょっと、覗いてみて下さい!

以前の日記

prev / next
(c) Far East Club 無断転載を禁じます。
 
 2000年9月12日(火)
雨が多い。盛岡も雨だった。新幹線を降りるとかなり肌寒い。K.ODAは途中でジャンパーの下にセーターまで着込んでしまった。確実に東北には秋が訪れている。そんな中、市内をウロウロして最後の路上ライブを残すのみとなった。しかし公園のベンチなどで雨がしのげる屋根付きのところは先客が多い。色々見てまわったがなかなかいい場所が見つからず最後に開き直って、もう溢れそうというくらいに水の量が増している中津川の河畔にやってきた。ここに本当に偶然ベンチが一つだけあったのだ。さっそく歌い始める。雨は容赦なく降ってくる。しかも歌は「雨降りお月さん」撮影している私もすっかり歌の世界に引き込まれそうだ。こうしてまたしてもずぶ濡れで会場入りした。楽屋にあった豚汁で生き返り、編集をした。
(c) Far East Club 無断転載を禁じます。
 
 2000年9月8日(金)
五色沼である。実はこの日、郡山のホテルが学会とやらで全然とれなくて磐梯山の近くのホテルに泊まっていたため御当地の撮影はこのへんからのスタートになったのである。五色沼の中の「毘沙門沼」というやつでボートに乗った。その後そこから一番近い沼だけ行って帰ろうということになり「赤沼」というところを目指して歩く。ところがここが思ったよりもずっと遠い。「もう戻るっちゅうわけにもいかないよなー」だいぶ歩いたところでK.ODAが言う。「もう行くしかないでしょうね」一頃の酷暑は過ぎたとはいえシャツはびしょびしょの私が答えた。そうしてようやく「赤沼」に着いた。別に沼は赤くなかった。「戻るか」そう言って黙々と来た道を戻る。途中で付いて来なくなった「さちゅう」と合流して郡山市内へ向かう。この「赤沼」で時間をだいぶロスしてしまい市内を見る時間がかなり減ってしまった。それがご当地紀行なのだ。
(c) Far East Club 無断転載を禁じます。
 
 2000年9月7日(木)
初登場だ。会津若松である。会津と言えば白虎隊。飯盛山でお墓参りをする。その後路上ライブのための場所探しをしたが、なかなかいいところに行き当たらない。そんな中ふと車を止めた橋に思わず声をあげそうになる。そこにはなんと「小田橋」と書かれているではないか。本当に街のはじっこにある小さな橋であった。さっそく撮影を始める。もう時間もだいぶ遅いし、何より天気が悪く今にも雨が落ちてきそうであるためにかなり薄暗い中での撮影となった。その後その「小田橋」の下を流れる小さな川の淵で路上ライブを行った。ライブの撮影が終わった途端、雨がポツリポツリと落ちてきた。「やっぱり降ってきたか」そう言いながら急いで会場へ向かう。会場はそこから目と鼻の先だった。
(c) Far East Club 無断転載を禁じます。
 
 2000年9月5日(火)
「やって参りました、松島です」というK.ODAの声でこの日もスタートした。松島へ来たからには海へ出なければ始まらない。早速船をチャーターする。とは言ってもここではそれが普通だからリッチでもなんでもない。船が桟橋を離れ始めると「さちゅう」が「かもめのえさ」というやつを見つけK.ODAに渡す。それがそこいらに売っている「かっぱえびせん」だというのはここだけの話だ。あの赤い袋を持ってボート上で仁王立ちのK.ODA。すると目ざとくその袋を見つけたかもめ達が我々の船を追いかけてくるではないか。「うおー、すげー、なんだこれはー、ぐおー」言葉にならない雄叫びをあげるK.ODAのまわりは15羽からのかもめ軍団だ。1本えびせんをつまんで空にかざすとそれを直接取りに来るかもめ。「これはけっこう危険ですよ、指まで食われちゃうよ」それもそのはず、手で直接えさをやるのはご法度、ちゃんとえさをやる棒があったのだ。しかしそんなことに気づかない我々、雄叫びを上げながら島めぐりを続けた。
(c) Far East Club 無断転載を禁じます。
 
 2000年9月4日(月)
昨日は秋保温泉に泊まった。御当地はそこからスタートし、秋保大滝へ行ってみる。そこは豪雨だった。しかも車を降りて山道を800mも歩かなければいけない。大雨の中K.ODAと2人で山を登る。段々無口になってくる。誰もいやしない。そうして進んでいくとふっと車道に出た。何の事は無い、すぐ近くまで車で行けたのだ。靴も靴下までもびしょびしょの我々は言葉を失った。しかし気を取り直し滝壷まで進み無事撮影を終えた。これがその写真だ。茶店で借りた傘がなぜか哀しい。「よし、ここまで迎えにきてもらおう」私はさっそく携帯電話を取り出した。するとそこには見るもおぞましい2つの文字が!。「圏外」我々は再び言葉を失った。あの道をまた戻るのか。しかし落胆しつつも足は戻り始める。ようやく元の場所に戻るとあのイベンターの「さちゅう」ことギルドの佐藤さんが「え、滝まで行ったの、嘘だろー」と車の中からのんきな顔を見せていた。
prev / next