武道館公演初日。６月の代々木以来の東京でのコンサートだ。多くの思い出があるここ武道館でのコンサートはやはり何か違う雰囲気がある。会場の外観が見えてくるだけでなんとなく興奮してしまうほどだ。K.ODAもきっとそうであろう。リハーサルではいつもとは形状が違うステージの花道に多少とまどったK.ODAだったが、本番では会場内を縦横無尽に走り回った。MCでもこの会場の思い出を語るシーンが何度もあり、やはりこの会場は特別なのだとつくづく思った。

京都だ。２年連続で「くるり」主催の京都音楽博覧会に出演したのだ。前回同様世界各地からミュージシャンが集まってきている。ステージ裏の楽屋テントは人種の博覧会にもなっているようだ。今回も助っ人として「佐橋佳幸」さんが参加してくれている。K.ODAは「言葉にできない」「ラブ・ストーリーは突然に」そして「くるり」と一緒に彼らの曲「ハイウェイ」更に今回のツアーテーマ「今日もどこかで」を岸田君と一緒に歌った。岸田君の歌う「今日もどこかで」もとても染みた。ビデオ撮影をしながらふと客席を見るとこの曲で泣いている人が何人もいた。

名古屋最終日。今日も本当にありがたいことに超満員のお客さん達だ。そして今回のツアー３組目のゲストが名古屋に来てくれた。ご存じ松たか子さんである。２年前にK.ODAがプロデュースした「おやすみ」という曲を歌ってくれた。K.ODAのギター伴奏で歌うことになっていたので、ここ１ヶ月くらいずっとこの曲を練習していた。それこそ御当地の移動時間もずっとギターを弾いていたくらいである。リハーサルの時は相当緊張していたように見えた松さんだったがやはりさすがである。本番では見事に歌いきった。その後「今日もどこかで」にもコーラス参加してくれた。
今回の名古屋公演は色々な思い出ができた２日間であった。

今回２度目の名古屋公演だ。そして昨日、恒例の御当地撮影を行った。この写真は最後に訪れた知多半島の内海海水浴場でのシーンだ。夕日がまぶしくてなかなか目を開けていられないK.ODAである。そしてこの日、コンサートでは重大発表が。もう皆さんご存じのドームでの追加公演をK.ODA自ら発表したのである。これがけっこうK.ODAの中では負担になっていたようで、発表を終えると楽になったのだろう、この日はいつもよりも多いアンコールになっていた。

というわけで岡山上陸だ。５年前に地元の「ノートルダム清心女子大」の学園祭に来たがツアーとしては１３年ぶりだ。従って御当地紀行も初めてである。今や全国で御当地紀行を一度もしていないところはかなり珍しい。（倉敷には行ったことがある）その御当地であるがやはり行ってきた。写真の「星野仙一記念館」だ。（ちなみにここは倉敷）館内を見ながら「入館料の500円は高い！」などと言っていたが館長さんが来たらすっかりおとなしくなってしまったK.ODAであった。そしてコンサート。１３年ぶりと言うことで場内はかなりヒートアップしている。御当地紀行もおおいに受けた。熱い熱い岡山の夜であった。