このページは、さあ、みなさんご一緒に!「あの日・あの時・あの場所で…!」失礼 しました。ある日のアノひとがみれます。ちょっと、覗いてみて下さい!

以前の日記

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 2006年9月3日(日)
ランディーデイ3日目。ランディーのノルマは3曲だったが早々と3曲とも形にしてしまった。K.ODAはランディーが詞を書いている間にどんどん自分で歌ってみる。そしてランディーにチェックしてもらうのだがやはり英語の発音が難しいところが何箇所もあり四苦八苦している。するとランディーがこの3曲をレコーディングしてしまった。これをガイドにして歌えばいいというわけだ。それを譜面にもしてくれる親切なランディー。夕食は中華へ出かける。ビルのスタジオで昔働いていたダン・ガルシアというエンジニアがK.ODAに会いにきてくれたので一緒に出かけた。ここの中華はかなり美味らしい。江川君が「この中華を食べたらロスにまだいたくなりますよ」と言うのだが食べてみるとそれは本当だった。みんな腹いっぱいになって大変満足した。K.ODAもかなりの量をいただいたのではないだろうか。途中ランディー得意のマジックも登場してとても愉快な夕食であった。
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 2006年9月2日(土)
ランディーデイ2日目。今日もほんわかした空気とともにスタジオに現れたランディー。おもむろに机に座り作業に入っていった。ジョンに比べると書き上げるのが早いランディー。やはり以前一緒に仕事をしたことがあるからだろうか。ピアノを弾きながらまず自分で歌ってみせるので我々も雰囲気を掴みやすい。だがランディーとはいえK.ODAのキーは高い。相当つらそうに歌っている。しかしまたそれがなんともいえない味のあるボーカルに聞こえるから不思議だ。この日はビル一家、そしてあのネイザン・イースト夫婦と一緒に夕食へ出かけることになっていたので作業は6時30分には終了した。訪れたのは日本にもある「寅福」という和食レストランである。日本食ということでK.ODAが主導権を握って張り切って注文したらだいぶ頼みすぎてしまったらしい。「頼みすぎたかも知れないんでひとつよろしく」K.ODAにそう言われて胃に気合を入れて待っていたがほとんどアメリカチームで食べきってしまった。やはりアメリカはでかい。
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 2006年9月1日(金)
今日から新しい作詞家を迎える。知っている方も多いであろう、ランディー・グッドラム氏である。あの「たそがれ」に英語詞をつけてくれた人だ。「穏やか」という言葉がぴったりの風貌と物腰でまわりの空気をほんわかとさせてくれるランディーである。K.ODAもジョンの時より幾分リラックスしているように見えた。だがやはりプロフェッショナルは違う。詞を書き始めるとランディーの目付きが変わるのがわかる。また彼はシンガーソングライターでもあるのでピアノを自ら弾きながら、しかもK.ODAの歌う英語の歌詞の譜面まで書いてしまうのだ。そして更に更に自らがピアノの前で歌ってみせるところまでやってしまう。「YES!GREAT!」K.ODAもランディーの歌に思わず拍手をしてしまった。
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 2006年8月31日(木)
早いもので今日でジョンとの作業は終わる。すっかり打ち解けたジョンとK.ODAの間には笑いが絶えない。(写真の後ろに写っているのはフジパシフィック音楽出版の塚原さんと言って、その昔あのジョン・カビラに英語を習っていたそうだ。今回は通訳も兼ねて参加してくれている)今日のランチは和食だった。ジョンは和食が好きらしく「枝豆」「焼き鳥」「玄米」となかなかしぶい選択である。天ぷらはちょっと硬かったがアメリカでいただいた味噌汁はことのほか美味しかった。この日の夕食はジョンとのお別れパーティーを兼ねて街へ繰り出そうとしていたのだが作業が思わず難航してしまい、なんと作業が全て終わったのは日付が変わった夜中の1時30分であった。これから繰り出そうにも案外アメリカのレストランは早く終了してしまうので結局ファミリーレストランしか開いていなかった。ジョンは家が遠いということもあって残念ながら帰ってしまったので日本チームだけで食事をした。K.ODAが20年前ここロサンジェルスに住んでいた時、毎朝のように朝食に訪れていた「デュパー」というファミリーレストランだ。時間が時間なだけにお茶漬けみたいなもので済ませたいところだがここはアメリカだ。木下氏が頼んだパンケーキは特大のものが5枚皿に乗っていた。それだけで全員分まかなえるくらいである。夜中のファミレスは危険だ。
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 2006年8月30日(水)
ジョンとの作業2日目。朝スタジオで会うともう旧知の間柄のように握手をするジョンとK.ODA。挨拶もそこそこに早速作業に入っていく。昨日もそうだったがジョンの希望でランチは外へ食べに行かずにデリバリーを頼む。昨日はピザだったが今日は中華だった。メニューになぜか「冷やし中華」があり興味半分で頼んでみる。「!?」なかなかユニークな冷やし中華だった。だが炒飯や焼きそばはとっても美味しかったことを付け加えなければならない。「食いすぎちゃったなあ」K.ODAもお腹をさすっている。食後作業に戻るがこの日もジョンの集中力はすごく、何回も詞に手直しを入れていた。良いものを作るんだという気持ちに満ち溢れていた。何度も質問をぶつけてK.ODAの心情を探ろうとするジョン。こちらに着いた日に睡魔の中で購入したギターを弾きながらジョンの質問に答えるK.ODA。この日も夜遅くまで作業は続いた。
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