スタッフはステージ設営で朝から会場入り。K.ODAは午前中に地元のＦＭ局へ移動。今日も若干取材がある。ラジオ番組でかなり北京語を話させられてお疲れのK.ODA。しかも小規模な記者会見などもありヘビーなことには変わりない。２時近くにＦＭ局を出てそのまま台湾御当地紀行へ出かける。そしてこの写真だ。北投という温泉街があり川のように流れているのが実は温泉なのだ。足だけ温泉気分に浸るK.ODA。その後隣にいる地元の方々とコミュニケーションを図るがなかなかうまくはいかない。だがしっかりネタにさせていただいた。その後何ヶ所かまわって撮影は終了。こうしてアジアツアーの御当地撮影はすべて終了した。ホテルに戻ってK.ODAとお茶を飲んだ。このコーヒーショップのケーキがいやに美味かったのでまた注文した。撮影を無事に終えた安堵感を満喫した。

今日はこのアジアツアー唯一の完全休養日だ。スタッフもバンドも色んなプランがあるようだ。がK.ODAは休めない。正午からびっしり取材が入っている。テレビ、ラジオ、新聞、そしてなんと記者会見も予定されているのだ。日本では絶対行なわないであろうものがかなり多い。だがK.ODAは誠実に一生懸命に質問に答えていた。ようやく取材が終わったのは午後７時近かった。その後、みんなで夕食。中華料理である。私はビールを一気に飲んだ。台湾ビールはかなり美味しい。だがバンドの皆さんのペースが遅い。あの園山さんが早々とお酒をやめてジュースなぞを飲んでいる。他のメンバーも全然酔っていない。というのも実はこの後に地元のライブハウスに我がファーイーストクラブバンドが飛び入り出演することになっていたのである。
酔っ払っている場合じゃないのだ。22時30分過ぎライブハウスへみんなで移動した。地元のバンドの演奏が始まる。なかなか上手い。そしてついにファーイーストクラブバンドの初の海外公演が始まった。園山さんのサックス以外はすべて借り物だ。だがさすがの集団である。参った。地元のお客さんもノリノリなのだ。アンコールまで６曲演奏しただろうか。完璧であった。その後はK.ODAとホテルに戻ったのだが恐らくバンドの皆さんはようやく緊張から解き放たれて痛飲したのではないだろうか。エキサイティングな夜であった。

５時に気合いで起きる。なにしろ８時30分のフライトなのだ。台湾への移動日。機内ではしばしば意識を失いながらも台北に到着。さあ、台湾マスコミとの勝負である。なにしろ少しでも愛想が悪いとめちゃくちゃに書き立てるマスコミが多いという評判の台湾である。しかも飛行機を降りて最初の出口でカメラが待ち構えているとのことだ。K.ODAに「少し立ち止まって笑顔をふりまいて下さい」とお願いしておいた。そしてK.ODAはその通りにしてくれた。台湾ではもう全部を受け入れるつもりなのだろう。執拗なカメラマン達にもいやな顔を見せずに車に乗り込んだ。どうやら難関を突破したようだ。と思ったらスタッフも含め全員で行ったお寺にカメラマンが張り込んでいて写真を撮られた。プロモーターの女性が制止するが無駄だった。更に夕食のレストランにカメラマンが張り込んでいるという情報が入った。どうしてそんなところを撮影したがるのであろうか。不思議な台湾マスコミである。

シンガポール公演当日。ホテルで食事を済ませてから会場へ行く。早速御当地紀行の編集チェック。香港でかなり評判が良かったのでもう迷うことなく編集した。そしてこの写真は楽屋で英語のMCを確認するK.ODAである。きちんと英作文された原稿を憶えるので大変なのだ。夕食時に、今回のライブのスポンサーである「元気寿司」というところから寿司の差し入れがあった。久々の酢メシは最高だった。K.ODAはいただかなかったけれど。今日も開演は午後８時。お客さんの出足はあいかわらず遅めだ。結局30分遅れでライブは始まった。やはり公用語が英語なだけあって英語の理解力は一番のようだ。K.ODAのＭＣもかなりウケている。おかげ様で御当地紀行もかなり喜んでいただけたようだ。終演後は近くの中華料理屋で全員でいただいた。お店を出たのは午前１時をまわっていた。

今日はスタッフのステージ設営日。K.ODAは恒例の御当地紀行撮影だ。午前中にシンガポールの日本人向けの新聞２紙の取材を受ける。日本語でインタビューができるのがこんなに嬉しいとは。この写真はホテルの中庭で写真撮影中のK.ODAだ。グッドウッドパークという老舗のホテルである。我々の宿泊先でもある。その後街へ出た。シンガポールは街での撮影に規制が多いと聞き、目立つといけないのでK.ODAと２人で出かけた。あとは現地プロモーターと通訳の方である。最近シンガポールでご自慢の「ダックツアー」という水陸両用車に乗った。陸を走り、そのまま海に入ると船になるのだ。なかなか面白かった。シンガポールに行く予定のある方は是非。日も暮れかかってようやく撮影終了。久しぶりに暑い中で撮影をしたのでシャツは汗で濡れていた。