横浜にやってきた。お馴染みの赤レンガ倉庫である。昨年のツアーの御当地紀行以来だ。今日、冬至の日に毎年恒例のゆずの無料ライブがあり、K.ODAがゲスト出演したのだ。ライブ場所の告知はこの日に行われたらしいのだが会場には大勢のお客さんが集まっていた。8000人くらいはいたらしい。ライブ後半に北川君に呼ばれてステージに上がるK.ODA。私は客席の一番後ろから見ていたがまったく顔はわからない。それくらい離れていたと言うわけだ。「いつか」「夏色」「クリスマスの約束」を歌ってステージを降りたK.ODA。客席は手がかじかむくらい寒かったがステージは相当暑かったらしい。楽屋では汗に濡れたＴシャツを乾かすK.ODAの姿があった。

たいへんご無沙汰してしまった。いつもいつも申し訳ありません。ということで今年もこの番組を撮った。「クリスマスの約束」である。有明コロシアムというテニスをするための会場が今年のステージであった。会場には抽選を勝ち抜いた約4000名のお客さんたちが集まってくれた。午後７時過ぎ、K.ODAがステージに登場する。会場はやはり少し緊張気味だ。テレビ番組の収録だと思うとみんなどこかぎこちない。だが収録が進むにつれて場内の雰囲気は一変する。最後に撮り直しをした曲などはみんないい表情だった。約４時間の収録が終り楽屋近くのロビーで軽く打ち上げをした。K.ODAも心のそこからホッとした様子で最近見たことの無い穏やかな表情であった。これからはTBSのスタッフに更にがんばってもらって、素敵な番組に仕上げてもらうよう祈るしかない。

というわけでK.ODA誕生日を迎えた。会社にはひっきりなしに関係各社から花やプレゼントが届いた。そんな中、バンドの稲葉さんがわざわざK.ODAにプレゼントを持って会社まで来てくれた。これがその写真である。プレゼントはウクレレ。恐縮しながらも早速弾いてみるK.ODA。「俺ギターより先にウクレレを弾き始めたんだよな」そう言ってK.ODAが弾いたのはやっぱり牧伸二だった。笑い転げる稲葉さんと私。楽しい誕生日になった。といけば良かったのだがその後K.ODAは「俺の誕生日は仕事に捧げる！」そう言ってスタジオに入っていった。

早いものでもうロスを発つ日がやってきた。午前中にホテルを出発して空港に着いた。この写真はその時のものである。手荷物検査が厳しいであろうと早めに来たのだが拍子抜けするくらい簡単なチェックで済んでしまったので空港で随分時間をつぶした。ロスを発って約11時間後には無事に成田に到着。ロスの抜けるような青空から一転してどんよりとした雨模様の空の下会社に向かう。K.ODAは車内で自分の歌った英語をチェックしていた。とにかく無事に帰ってきた。とりあえずお疲れさんだ。

今日は暑い日になった。というのも炎天下に何時間もいたからである。そう、あの日本で話題のハンカチ王子こと早実の斉藤君の試合を見にUSC（南カリフォルニア大学）のグランドに行ってしまったのだ。彼ら高校選抜チームがアメリカで試合をするのはもちろん事前に知っていたので、こちらの知り合いの方にチケットを手配していただいたら運よく取れたのである。日本のテレビ局も多数来ていたが会場はいたってのんびりとした小さな球場だった。K.ODAもなぜかUSCのキャップを現地で購入して久々の生野球を楽しんだ。時間の都合で６回までしか見ることができなかったがK.ODAは大満足のようだった。その後スタジオに戻って作業に入る。「炎天下にいたらすっかり疲れちゃったよ。けっこう体力使うんだな」とK.ODA。でもまだやらなければいけないことは残っている。がんばらざるを得ない。