青葉もゆる /
生んでくれたきのえ様のために /
2025-1-27 6:38:44
「俺たち兄弟さ、銀河のどこかから誰のところに生まれようかと言って、あの人を選んで生まれたんだよ」小田 兵馬 『空と風と時とP17』
ほんとうに、ありがとうございます。心から感謝申し上げます。
北山村から都会に出てきて、ご兄弟を育て、お守り下さって。歌が好きで、歌うことが自分の思いを託す大切なものとして、聴かせて下さって。自分の好きなことをやりなさいと言い続け、暮らしの中から得た知識や倫理を聞かせて下さって・・・追分さんの本で知ることができました。
お子様を抱く写真も拝見しました。お顔が良く似ていて、なぜか僕までも幸せな気持ちに包まれてしまいます。北山村は山深い平家の落人の集落であると、その本に書かれていますが、とても親近感を抱きます(僕の生まれた村も平家の落人伝説があり、また、『故郷の廃家』の歌詞が、もはや自分事のようになりつつあり、僕が小田先輩の音楽の世界に魅かれる理由の一端が分りました)。
先輩が大学に入学し家を離れると、夜間中学に通い、若い人たちの良き相談相手となり、さらに大学にまで進んだこと。ファンのチケットを少しでも入手できるようにするために(兵馬様ともども)コンサートに行かなかったこと、自分のことよりも人のことを大切になさること、最期まで・・・知れば知るほど、立派で素敵な方だったんだと想います(こんどのツアーで、ご両親の『ほんのささやかなこと(クレア・キーガン著)』でもなんでもMCいただければ嬉しいです)。
終わる筈のない愛が途絶えた いのち尽きてゆくように・・・ひとりでは生きてゆけなくて また 誰れかを愛している・・・あなたに会えて ほんとうによかった・・・
『言葉にできない』ご逝去された(のはラブ突発売の直前ですが、その)ときの先輩の心境の言葉のように想えてなりません。
多くの過ちを 僕もしたように・・・あのひとがそのたびに 許してきたように・・・あの頃へ帰りたい・・・君よ 愛するひとを 守り給え・・・二人でも漕いでゆく その力を与え給え・・・
『生まれ来る子供たちのために』どうか、先輩を彼方の星からお守りください。力を与えて下さい。
心を込めて合唱(合掌)します。ありがとうございました。
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