FarEastCafeに、桜ライン311さんより、早咲きの桜が運ばれて来ました。津波の到達点に植樹された桜を剪定したものだそうです。Cafeスタッフが今年初めて目にする桜でした。固かった蕾は、あたたかな店内でファンのみなさんが見守る中、3月11日には、しっかり開花してくれました。Cafeに咲いたちいさな桜の花に、ようやくここまで…の思いで、いっぱいになりました。その数日後には、東京の花屋さんが立ち上げたさくら並木ネットワークさんが、今年も桜の枝を花瓶に入れて届けてくださって。一気に店内はステキなお花見Cafeに。桜ラインの景観を思い浮かべたり、新しくなったさくら並木ネットワークのパンフレットを手にして…来店者のみなさんと東北の桜に想いを寄せる機会になりました。本当にありがとうございました。
津波到達点に13年後に咲いた桜を眺めながら思うのは、今も困難な時間を過ごしていらっしゃる、能登半島地震で被災された方の現在。昨年PRESSミニフォーラムに参加してくださったAさんは、今も避難生活が続いています。美しい海が目の前の自宅は隆起で住める状態ではなく、これから仮設住宅への入居が始まるとのこと。大変な状況の道を運転して金沢に避難した時、小田さんの歌に助けられながら走り続けたそうです。反対車線を進む自衛隊や各地からの応援車両に、ありがとう!の手を振りながら。去年、福井公演の帰り道、家族で歌いながら走った道を逆方向へと。
PRESSの東北さくらライブプロジェクトコーナーに掲載いただいている防災講座を読みながら、いつその立場になるかわからないことを意識して私達も生活しなくては、と強く思います。能登半島で4月から新しい生活を始めるAさんが、いつかCafeに再び行ける日を!の願いが叶いますよう祈りながら、その日が来るのを待っていたいと思います。
桜が咲き揃ったCafeでは、PRESS400号を記念し《創刊号を手にみんなで記念写真を撮ろう!》企画が実施されました。PRESS創刊号から購読のみなさんが50人くらい集まって、思い出の一枚を撮影。参加してくださったみなさん、おつかれさまでした!この写真はPRESS402号に掲載の予定です。お楽しみに! |